非日常日記:200808-200810

20/8/8  ごみ捨てのために7時半くらいに起きて、また一眠りしていたら11時近くなっていた。化粧をして、身支度をする。自分に買った誕生日プレゼント(ノートエシロンスの赤いシャツワンピース)を着たかったので、それにあう組み合わせを考える。黒のタンクトップ、インディゴの夏素材のパンツ、tevaのサンダルにストライプのバッグにする。シャツワンピのボタンの色が黒でよかった。電車経由の方が早いけど面倒なのと都心部にあまり行きたくなかったので、バスで行くことにする。バス停の近くに行きたかったカレー屋があったので、そこに入る。小麦粉不使用とスパイス20種類以上、という説明書きが渋谷にあった某店を彷彿させ、期待が高まる。もう少し深みがあるとよかったけど、これはこれで美味しい。こういう一皿を求めていた。ご飯が多すぎて残してしまったので、次は少なめにする。ちょうどいいバスが来たので乗る。運転が荒くてびっくりする。乗車人数が少ないからそう感じてしまったのだろうか。約束の時間より40分も早く着いてしまったが、また逆方向に歩いてしまったのでトントン。世田谷文学館、初めて来た。庭の鯉たちは暑くないのだろうか。うちの庭にも鯉がいたことを思い出す。つくづく、現役時代の祖父は本当にお金を持っている人だったんだなと思う。クラウンが高級車というのも、随分あとに知ったものだ。Yが来たので、検温して館内へ。安野モヨコの圧倒的な仕事量と影響力を改めて実感する。それは体調不良になってしまう。漫画家さんは短命だったり、健康状態が思わしくなかったりする人が多い印象だが、座り仕事で、家でできる仕事で、ゼロからイチを生み出さなければならず、毎週毎月仕事の締め切りがあって・・・という環境下だったらそうだよなあ、とも思ってしまう。大切なことを漫画で学んだものとしては、健康に気をつけて、作品を生み出し続けてほしい。歩けるとこまで歩いて、世田谷美術館に行こうということになり、語らいながら歩く。Yも界隈の人なので、Mの件について見解をきく。声明文は出さない方がいい、というのがYの考えだった。Mのゴール(求めているもの)がわからないけど、声明文を出すことでMが新しいストレスを抱えてしまうこと、誰がどう見てもそうだとわかるエビデンスがないとそうとは言い切れないことを言っていた。さすが理系、私とは気になるポイントが違う(Mを知らない第三者というのもあるけど)。途中で千歳烏山駅までのバスに乗って、降りて、砧公園を目指す。「作品のない展示室」、この状況下を逆手にとったもの。こういう発想ができる人でありたい。展示室は寂しそうにも、清々しくもみえた。出口では寄付を募っており、少額だけどお金を入れる。「コロナに展示がさらわれた」と書いてあり、ドキッとする。さらわれた。奪われたではなく、さらわれた。品を感じる言葉選び。暑い、暑い、と言い合い、私は缶ビールを、Yはかき氷をそれぞれ買う。最近ポリープをとったらしいので、アルコールは一定期間禁止らしい。座れそうなベンチを見つけたので、そこに腰をかけて話す。話す中で、YAB型であることを初めて知る。血液型の相性はあんまり気にしていないけど、仲良い(と思っている)友人、何人かはAB型なので「そうか、Yもだったのか」となる。こうしてとりとめなく話せる人って貴重だな、と思う。Yの恋が本当にうまくいってほしいと思う。帰宅してスマホを見たら、16000歩近くあるいていた。良い1日だった。

 

20/8/9  昨日よくあるいたせいか、すごくよく、長く寝る。起きて、掃除をして、会社から届いていたモニターを組み立てる。組み立てるも、会社支給のある部品がないと繋がらないことに気づき、またどこかで会社に行かないといけないことが発覚する。世間的にはお盆休みになるので、電車空くだろうか。面倒だけど行くしかない。祖母から絵葉書が届いていたので、お礼とお盆は帰らないという電話をする。祖母が元気なさそうだったので母にラインをすると、どうやら声がよく聞こえなかったかららしい。補聴器を嫌がっているそうだ。つけてくれ。会社のパソコンを開いて、少しだけ仕事。無茶すれば何とかできるけど、無茶を続けるのは長期的に見て無理なので人を雇ってほしい。夕方になって涼しくなったので、ウォーキングがてらコンタクトレンズを買いに行く。「お客様の度数は在庫がないので、取り寄せになります」と言われてしまう。うう。。。家にはあと4日分あるので、まあ何とかなるかと思い、配送料無料ということもあって届けてもらうことにする。帰りはお腹が空いたので、サイゼリヤへ。親にクレジットカードを止められた、という30才近い男性が不労所得について話していた。いろんな意味で大丈夫か。帰りにカルディによって、甘酒を買う。帰宅して何か観ようと思うも、アマゾンになかったのでいろいろ調べていると、観たいと思っていたバレエ・メカニックがあったので、再生ボタンを押す。シュルレアリスムらしい、意味があるようでないような映像。純粋映画というものだろう。映像はじわじわ癖になるやつ。音楽は不協和音であったが、それすらも次第に心地よくなっていく不思議。その流れでアネミック・シネマも観る。これはまた違うよさがあった。慣れとは奇妙なものである。あんまり観てると頭がおかしくなりそうだと思ったので、お湯をためて、お風呂に入る。そろそろ眠気がやってこようか、という深夜1時頃、やたらセミの声が聞こえてくる。室内にいるわけないよな、と思って玄関近くまで行くと、ドア越しにいるのがわかって「これはセミファイナルだ」と確信。短い生涯を私の家の玄関前で終えるのかと思い、明日の朝、玄関を開けるのが怖いなあと思いながら漫画を読んで寝る。

 

20/8/10  8時間くらい寝て、起きる。映画を観に行こうと思っていたが、玄関を開けるのが怖くて怖気づく。外も暑そうなので、玄関は関係なく、家にいることにする。でも、こういうのは太陽が出ている時に確認しないと怖くなってしまうので、恐る恐る開けてみると、何もいなかった。力が抜ける。グラノーラを食べて、おととい展示を観に行った影響もあって、働きマンを再読。これを読んでいた頃はまだ新卒の会社にいて、週刊誌ではなくとも、こういう仕事をしたいと思っていた。今、それらしい仕事をしているけれど、これでいいのか、正しいのか、という気持ちが今だに拭えない。会社用のパソコンを開いて、少しだけ仕事をする。もうご飯を作る気温ではないので、ボンカレーを食べる。レトルトは便利。食べ終わってから、前から気になってたSPY×FAMILYを読む。予想以上に面白い。続きが楽しみな漫画がまたひとつ増えた。活動していないのでカロリーを消費していない感が否めないが、お豆腐がもうギリギリなので、豚肉とニラでチャンプルーにする。タンパク質を摂取した満足感で安心する。6月くらいまではちゃんと料理していたのに(5皿くらい食卓に上がっていたのに)、暑さにやられてしまってサボっている。もう少し涼しくなったら、ちゃんと料理しようとは思っている。このあとは映画を観て、お風呂に入って、寝るつもり。今日の入浴剤は発汗するやつにしようかな。