非日常日記:201013-201019

20/10/13  父の誕生日。父の母(祖母)が亡くなった年齢に、来年で追いついてしまう。どういう気持ちになるんだろう。小学校6年の時、隣のクラスのOくんのお母さんが夏休み中に亡くなって、なぜかうちのクラスにも連絡網が回ってきて、次の日の新聞のお悔やみ欄で名前と年齢をみたのだけれど、多分その時の年齢に私も彼も追いついてしまっている。夜、ずっと探していたものが冷凍庫から出てきて、思わず声をあげてしまう。前にもこういうことがあった。異次元ってあると思う。

 

20/10/14  後回しにしていたQAチェック。単純作業の繰り返しと事務作業が苦手かつ苦痛すぎて発狂しそうだった。今日書くはずだったPRは来週になってしまった。

 

20/10/15 出勤日。毎日9時過ぎに起きてるのに、今日は出勤日だから7時半に起きた。社会に適合していて、えらい。会社でイケメンと言われる人とMTG、ほとんど話したことがないので変な感じ。確かにキレイな顔をしている人だった。帰り道、A子さんの恋人の最終巻を買う。めちゃくちゃ良かった。突き付けられて、考え込んで、ちょっと涙してしまった。たまたま自分もあだ名で呼ばれることの方が多くて、自分の名前は好きだけど、本名で呼ぶ友達とは少し距離ができつつあって、どうしてもいろいろ重ね合わせてしまう。だって、あだ名で呼ばれるようになってからの人生の方が楽しいから。自分が自分らしくいられる、と思っているから。あの最後は人生そのものだった。私は誰といるときの自分が好きなのか。自分はそもそも何者なのか。

 

20/10/16  4:44に起きて、身支度をして家を出る。今日は夏季休暇を取り、久々に会う仲間(と思っている)たちと登山。思ったよりもハードで、なんだか足手まといになってしまったのでは・・・という気持ちになる。みんな自分のペースでいいよ、と言ってくれて、優しい。一人で登山も行ってみたい!と思ってたけど、しばらく一人で登山はできないだろうなとも思った。登っていくうちに晴れ間がさしてきて、お天気が心配だったけれども、晴れてよかったなと思う。下りはNにトレッキングポールを貸してもらって何とか下山。あれがなかったら無理だった。下山して、小田原市の銭湯に行って、横浜方面で打ち上げ飲み。移動の電車で少し眠かったけど、ここで寝ると夜眠れないと思って、起きていた。お酒が久しぶりだったのに、まあまあ飲んでしまう。Sたちと自由が丘で別れたあと、一気に酔いがまわる。気を許している、と思っている人たちの前ですら酔いがまわらないのか、気を張っているのか。なんでこうなんだろう。12時少し前に帰宅して、化粧を落として、倒れこむように眠る。

 

20/10/17  予想通り筋肉痛、そして爆睡。どんよりした空模様で、気持ちが全然上がらない。疲れも取れないので、今日の予定を明日にしてもらう。仕事関係に非常に密接なドラマを見逃し配信でみる。8割くらい「こんなのありえないでしょ」というシーンで、顧客の気持ちがすごく理解できたという別の収穫があった。元気になりたかったので、元気になれそうなドラマを見始める。漫画持っていたけど、誰かに貸したまま。誰が持っているんだろう。私の本棚にも、もう多分会わなそうな人たちから借りた本とDVDが少しだけある。貸し借りしていた時は、そういう日が来るって思っていなかったのにな。友人とやりとりする中で、刺身を食べる練習をしていることを話す。理由はいくつかあるけど、最大の理由は人に気を使わせたくないから。好き嫌いが多くて本当に困っているけど、どうしても食べられないもの(納豆や貝など)以外は少しずつ食べられるようになっていきたい。夜は実家から電話があって珍しいと思ったら、姪からだった。「もしもし、○○ちゃん?」と言っていて、とんでもなく可愛かった。少しだけ気持ちが明るくなった。入浴剤はここぞ!というものを入れる。しばらく汗が引かなくて大変だった。

 

20/10/18  久々の晴れ間、お洗濯日和。何人かの友人とやりとりして、夕方、吉祥寺へ。Sと約3ヶ月ぶりの再会。3軒まわったのに、驚くくらい安かった。最近思っていることなどをバババーっと話し合う。すごく気持ちが軽くなる。ある人の言葉が嬉しくて、直接連絡をとって、ありがとうを伝える。優しさは当たり前のものではなく、そして有限である。本当にそうだ。SNSで美輪さんの名言が流れてきて、自分は今まさにそういう状況なんだろうな、と思う。「人生にはどんなにあせっても、どの扉も開かない時期がある。泣いても、わめいて落ち込んでも、開かない時期には開きません。そんな時は、扉を叩くのはやめて、心の畑を耕し、知性や技術の食糧をためること。自分が充実した暁に、自然と扉は開きます」

 

20/10/19  気分も空も晴れない月曜日。午前中はメールなどを見て、ほぼ終わる。温かいものが食べたかったけど、冷蔵庫に何もなかったので、気になっていたうどん屋(そして今週木曜にSと行く予定の店)に行く。つけ汁が具沢山で美味しい、温まる。ごぼう天は塩でなく、カレー粉でいただくスタイル。雨にぬれつつ、帰宅。着替えて仕事。阿佐ヶ谷で松本の気配。これは偶然か、必然か。松本に行きたい。今日はずっと機嫌が悪くて仕方がなかった。夜は久々に料理らしい料理をする。自分で作ったご飯は優しくて、美味しくて、ホッとする。寒くなってきて、いろいろ気にしなくてよくて、ちゃんと自炊しようと思う。精神衛生的にもその方がいい。来月は集中したいことがあるし、誰にも会わない方がいいのかもしれない。