190923-191016

190923  間が空いてしまったけれど、連休最終日。風が強いけど晴れているし、洗濯物がめちゃくちゃ乾きそうと思い、タオルケットを洗って干す。起き抜けお腹が空いていなかったので、豚汁と生姜の炊き込みご飯をつくってブランチ。豚汁にも生姜を入れたので発汗がすごい。食後に洗濯物を取り込み、掃除をして、化粧をして買い物へ。何年ぶりかわからない吉祥寺。自由が丘でよく行ってたお店の支店があったので行く。ハイネックのざっくりニットが可愛いかったが、よく考えることにする。欲しいものがあるのに、何も欲しくなくて行き慣れた新宿に移動してウロウロすると、欲しいと思える服たちがあった。会社をはじめ、冬の室内は基本的に暑いことを鑑み、黒のコットンニットを買う。マスタードも意外としっくり来たけど、着まわしを考えると黒。あと薄手のネイビーのニット。そして想定外の白パンツ。生地がしっかりしていて通年履ける。太めのシルエットもよい。ボトムは細身が多いこと、秋冬のワードローブ、サイドゴアブーツとの相性を考えたらとても良さそうだったので、ちょっと高かったけどお買い上げ。今年の秋冬はあとニット1着くらい買えば乗り切れそう。ポイントで税金分くらい安くなったのでよい買い物した感。帰宅して昼間作った豚汁、生姜の炊き込みご飯、安くなってたロースカツを温め直して食べる。音楽を聴きながら、作り置き用の高野豆腐、茄子の生姜醤油和え、弁当用の野菜多めオムレツを作り、詰める。音楽を聴きながらの家事は最高だ。

 

191013   本屋に行くのとスーパーに行くのは似ていると思っていて、いま何読みたい? いま何食べたい? を自らに問いかけるのは同じ、味わい消化する器官の違いだということを、百年に行って久々に実感したのだった。本棚を眺めていると、どうにかなりそう、というタイトルが目に留まる。パラパラめくると、もう味わえない感情が彩られていて、これは買うべきだと思い、その漫画をレジまで持っていった。どうにかなりそう、という言葉は多面的である。そのうちの二面くらいを毎日感じて半年近く経とうとしている。まともに取り合うと言葉通りになりそうなので、ある時から振り切った考え方をするようになったらかなり楽になった。こうやって感情は殺されていく。感情を弔うには、スポーツが最適だ。

台風の日は停電しないうちに作った豚汁、野菜の煮物、白米を1セットとして朝昼晩と全く同じものを食べた。豚汁を作りながら、昨年仕込んだ自家製味噌が残すところ大匙1.5杯分になってしまったことに寂しさを覚える。一期一会の味わいを愛していたし、これと同じ味は二度とつくれない。何だか日々の暮らしのようだ。火曜日からは旅行先で買った味噌をしばらく味わい、その地に毎日想いを馳せるのだろう。数週間前に目や耳にした地名は、台風で大変なことになってしまった。落ち着いたら、ボランティア情報を集めて、力になれそうであれば足を運びたい。

 

191016   塩田千春を観に行くから赤と黒の装い、と決めていたのにそれを忘れて、シャツワンピースにいつものラベンダー色のコートを羽織って外へ出てしまった。塩田千春は、衣服が第二の皮膚と言っているにもかかわらず、だ。敢えて20時半頃入ったが、思ったよりも人がいた。きっと私と同じ考えなのだろう。入った瞬間に撮影している人たちがたくさんいて、それを見た初老の男性が「撮影してネットにオン、だね」と奥様らしい人に話しかけていた。ネットにオン、というフレーズはまろやかだけど、耳に残る。撮影者に気遣い、己の動線を変える理由はないよなあ、と改めて思う。