非日常日記:200804-200807

20/8/4  午前中は調整作業。昼休みに自転車を飛ばして、コンタクトの処方箋を近所でもらえるようにすべく、眼科へ。小学生のときに通っていた眼科の先生が怖くて、眼科は怖いところ、というイメージがまだある。眼科で久しぶりに裸眼の視力検査をして、0.03という値で伝えられて凹む。ある画像を見せられて、緑内障予備軍だと言われる。私が強度近視なのは生まれつき何かが大きいから、と親に聞いたことがあるので母親に確認の電話を入れると、そうだっけ?とのこと。そこは覚えていて欲しかった。年に1回、眼底検査したじゃないか。眩しくて何もできなくなる、あのやつ。ずっと夏の日差しを浴びているみたいな、あのやつ。年に1回はちゃんと検査しようと心に誓う。午後は粛々と仕事。夕方、母から「ポビドンヨードがコロナに効くらしい、って吉村知事が言ってたから、薬局に行って見て!」と電話。そんなことあるのか?と思ってしまう。そうだとしたら、まずは医師会とか厚労省が発表を出すのでは?いろいろ調べてみると、某番組でうがい薬と帰省についての番組をやるというので、みる。調べ方がよくないし、あれではエビデンスにならない。やっぱり餅は餅屋で、専門家以外のそれなりに立場がある人がメディアで専門外の発言をすることはよくない。それを鵜呑みにしたり、踊らされたりする人がどうしても出てきてしまって、それが人的災害になる。きっとしばらくは薬局でうがい薬が手に入らないのだろう。

 

20/8/5  1ヶ月ぶりに出勤。全ては請求書処理のため。紙文化と捺印文化は2010年代に葬りたかった。Mとランチ。会社目の前にあるホテルで冷やし担々蕎麦。年内に再婚する話を聞く。相手が意外すぎて(社内の人で)驚いたが、言われてみるとしっくりくる。彼とはあんまり話したことないけど、育ちが良さそうでおっとりしていて、何より優しそう。「優しくされるのに、やっと慣れてきた」という一言に、前回の結婚生活でどれだけ辛い思いをしてきたかが滲み出ている。もっと話していたかったけど、空調が効きすぎて寒かったので、カフェラテを買いに行って、いろいろ話す。会社で貴重な同い年。「結婚、いつかしたいな」というと、「できるよ!」と言ってくれる。一人で生きていくのは寂しいし、人生長すぎる。100歳まで生きられると思っていないし、そこまで長くなくていい。午後はSEO原稿周りにつきっきり。これをやるために出勤したというのもある。家だと集中が途切れてしまう。産休から復帰したEを見かけたので、少しだけ会話をする。20時をまわり、お腹が空いたので下のコンビニまで買い物へ。ハムとチーズのサンド。コンビニの味がする。同じ領域の仕事をしている同僚に話しかけられたので、今後の案件進捗と進めたいことについて話す。しっかりしていて頼り甲斐もあるけど、10歳も年下なんだよなと愕然とする。22時近くまで残って、帰宅。電車でスマホを見ていたら、とあるブランドたちが終了になるとのこと。学生時代、元彼と喧嘩して罵詈雑言を浴びせられたときに「あのブランドを着こなせる女になれ」と言われ、別れて数年後にそこの4万円台のコートを分割払いで買い、10年近く着ていた思い出があるのでちょっと寂しい。その時にはもう別の人が好きでたまらなかったのに、不思議なものだ。帰宅しても、頭が冴えて全然眠れない。しかも寝る前の読書タイムで校閲機能を発揮してしまい、仕事のスイッチが入ってしまう。寝たのは多分、3時近くだと思う。

 

20/8/6  ギリギリまで寝て、起きて、仕事。お腹痛いな、と思っていたら生理がきていた。コロナで周期がずれていたけど、戻ったらしい。ただ、後輩の件もあるのでそれかもしれない。自分で思う以上に彼女のことがストレスだったのかもしれない。夕方、体調がもうダメだ、と思って時間休をもらう。昼休みに本屋で買った、違国日記の新刊を読む。時系列が行ったり来たりでちょっと読みにくさがあったけど、エグられるわりに、やさしいのがいい。もう何もしたくない、考えたくない、、、と思って、昔やっていたドラマの続きをアマゾンプライムで観る。昼が遅かったので、夕ご飯はもやしと和えるだけのパリパリサラダ。面倒くさくなって、シャワーで済ませる。夜、少し地震があった。調べたら震源は三重の方。こういうのを異常震域というらしい。怖い。Yから「これ行かない?」と連絡をもらい、面白そうだしYに会いたい!と思って二つ返事。初めていくところだし、楽しみができた。今日は原爆の日。小学校時代の読書感想文の本、毎年母が選んだ戦争や原爆をテーマにしたものだった。今となってはどうなのか、と思う部分もあるが、結果的に教育としてはよかったと思う。1回だけ、戦争がテーマでない本で読書感想文を書いたときだけ、賞を取れなかったことを覚えている。その時に、大人が望んでいることが何となく透けてみえるようになったことも。我ながら嫌な子どもだったと思う。

 

20/8/7  朝からだるくて仕方なかったので、午前休。ちゃんと食べなくては。軽い夏バテと生理による軽い貧血。そしてこのコロナ禍と気持ちが落ち込む要素ばかり。洗濯物を回して、エアコンをつけて、ベッドの上でダラダラする。ベッドに溶けてしまいそうだ。SMと引き続きやり取り。Mはもう少し、というところまできた。ここまで来るのに人生で一番と言っていいくらい辛い思いをしてきたはずだ。あと少し。会話の流れで「よく頑張っている」と言われて、そうなのか?と自分について振り返る。思えば、そうかもしれない。過重労働の記事編集をしていて、「あれ?頑張りすぎ?」とも感じたことを思い出した。もう少しゆるく働きたいけど、今の環境だと難しそう。毎年、前年比120%成長を掲げている会社なので、筋肉痛が治らないまま、ハーフマラソンを走るようなものだ。「今は仕事に集中する時期」といろいろを犠牲にして残るものはスキルと上がっていく給与だけど、自分が人生で大切にしているものや求めている暮らしとは、かけ離れている。とにかく最近、毎日追われている感がすごい。褒められて、甘やかされたい。。。と思いながら午後から仕事。今日は会議が3つ。校了した原稿を管理画面に予約投稿したり、外部ライターさんに新規案件を依頼したり。夕飯はサラダ、よく水切りしたお豆腐に無限ゴーヤをのせたもの。旬のものを食べていれば、何とかなる気がしている。今日こそ湯船につかる。本来なら明日から実家に帰っているはずなのに、帰れない。地元に帰らないお盆なんて、上京して以来、初めてだ。明日はYとノー密で展示とお茶をする。例の件について、意見を聞くつもりでもいる。